本日のHDE Advent Calendarでは 「まだオフィスチェアで消耗してるの?」と題しまして、「開発環境」のお話をさせて頂きます。
申し遅れました、クラウドプロダクト開発の篠原です。お仕事ではHDE Oneのメールアーカイブサービスの開発をしています。よろしくお願いいたします。
開発環境へのこだわり
わたしは「技術者たるもの、開発環境にはこだわりを持つべし」という訓練をうけた技術者の端くれであるため、開発環境には色々とこだわりを持っています。
例えば、わたしの普段の開発は、Macbook ProでMac OS XではなくFedoraというLinuxディストリビューションをインストールして、その上で開発をしています。ウィンドウマネージャは、デフォルトのGnomeではなくQtileというPython製のタイル型ウィンドウマネージャを使用しています。Python製なのでPythonでさくっと機能追加ができるため、弊社で利用しているYammerという社内SNSのメッセージを通知するウェジットを昨日さくっと作ってみました。エディタは、Vimというシンプルで軽量なエディタを使用しています。メールアーカイブサービスでも利用しているErlangという関数型プログラミング言語は、公式でEmacsというエディタを推しているのですが、私は社内で一人だけVimを使って書いています。
…そろそろ自重しましょう、本題はここではありません。
オススメの開発環境
さて、そんなわたしが本日オススメする開発環境は、こちらです。
バランスボールと呼ばれる椅子です。
大事なことなので、二回言いましょう。"バランスボール"と呼ばれる"椅子"です。
大事なことなので、英語で言いましょう。"Balance Ball"と呼ばれる"Chair"です。
椅子へのこだわり
技術者にとっては椅子も立派な開発環境です。技術者は、椅子に座って1日中プログラミングをしています。人によっては1日の3分の1(8時間)を椅子の上で過ごします。もはや技術者の人生の3分の1の時間は、椅子の上で消耗されていると言っても過言ではありません。そのため、技術者の椅子へのこだわりは、他の職種と比べても並々ならぬものがあります。
HDEは技術者の多い会社であるため、もちろんHDEの椅子へのこだわりは並々ならぬものがあります。 HDEのオープンラウンジの写真をご覧ください。
オープンラウンジにはオフィスチェアだけではなく、オシャレな椅子がたくさんあります。そんなオープンラウンジでは、社内のみならず社外向けのIT系勉強会も開催されるので、オシャレな椅子に座って優雅に勉強会などいかがでしょうか?
バランスボールを椅子として使う3つの理由
さて皆さま、そろそろ「なんでバランスボールが椅子なの!?」とお考えだと思います。
ご要望にお応えして、わたしの経験をまじえながらバランスボールを椅子として使う3つの理由をお話させて頂きます。
1.腰痛が治る
まず、わたしがバランスボールに座るようになった理由は、腰痛対策です。
数年前、わたしの年齢もアラサーへ突入したためか、腰痛に悩まされるようになりました。「何か問題があったら、とりあえずグーグル先生へ聞いてみる」というのは、技術者ならば自然な思考だと思います。そんなわたしも、とりあえず「腰痛 対策」でググってグーグル先生からバランスボールをオススメされたので、とりあえずバランスボールの上へ3年くらい座ってみました。グーグル先生によると、不安定なバランスボールに座ると自然と姿勢が良くなるため座ることによる腰への負担が減るそうです。その結果、最近では腰痛もすっかり治り、元気にプログラミングができるようになりました。めでたしめでたし、とはいきません。
人生とはうまくいかないものです、今年の秋に背骨(腰椎)を骨折して1ヶ月ほど入院、腰痛が再発してしまいました(その節はご関係者方々、ご迷惑をおかけしました…)。退院後に様子を見てオフィスチェアに座ってみたのですが、腰が痛くて座れたものではありませんでした。しばらく様子を見て、久しぶりにバランスボールへ座ってみると腰の痛みが軽減されました。もし背骨を骨折することがあったら、バランスボールへ座ることをオススメします。
まとめ:バランスボールへ座りましょう、腰痛が治ります。
2.安い
安いものでは1,000円あたりから座るのに適したバランスボールを買うことができます(円安で値段が上がって1,000円を超え始めています…)。この値段は、個人で気軽に導入できる値段です。
また、汚れても気軽に買い変えられる値段でもあります。オフィスチェアの場合ですと、値段も数万円からと個人で気軽に買い変える訳にはいきません。それに、オフィスチェアの一般的な買い変え期間は7年くらいであるため、会社でも気軽に買い変える訳にもいきません。
HDEでは、オフィスチェアの買い替え時期は個別に「オフィスチェアを買わない」という選択ができます。その代わり削減された経費で(かどうか真相は知りませんが)ディスプレイやSSD、新しいMacbookを購入することができました。
もし、バランスボールを椅子として導入する場合は、アンチバーストと呼ばれる穴が開いても突然破裂しない安全なものをご購入ください。また、表面がザラついたバランスボールのほうが座った時に蒸れにくく、座るのに適しています。サイズは55cmか65cmが良いでしょう、机のサイズに応じて選んで下さい。サイズが大きくて少し空気を抜いたバランスボールが、座りやすくビギナー向けでしょう。
安いバランスボールだけではなく、以下のwellness ball active sittingのように高級でよりオシャレなバランスボールもあり、バランスボールは幅広い層からの要求へ的確に答えることができる素晴らしいソリューションとなっております。
まとめ:バランスボールへ座りましょう、会社の経費が削減されます。
3.持ち運びしやすい
中小企業で会議や勉強会を開くと、よくこんなシチュエーションに遭遇するでしょう。「椅子が足りない!」というシチュエーションです。
そんなときはバランスボールがあれば大丈夫。バランスボールは女性が片手で持ち上げられるほどの軽さです。隣の会議室や、上下階、隣のビルからバランスボールを持ってきましょう。
HDEのオープンラウンジでは、月に何回も勉強会が開催されて多くの人があつまります。そのたびにバランスボールが大活躍しています。
まとめ:バランスボールへ座りましょう、会議や勉強会が捗ります。
HDEのバランスボール導入数
HDEには「Balance Ball Chair Club」という部活があります。部活の内容は「会社の椅子をすべてバランスボールにする」というものです。こんにちは、部長の篠原です。
Balance Ball Chair Clubも今年で3年目となり、会社のバランスボールも増えてきました。
現在では、HDE社員のおよそ3分の1(30個くらい)の数のバランスボールが導入されました。しかし、わたし達の戦いはまだ終わっていません、これからなのです。
まとめ
本日は以下のお話をさせて頂きました、いかがだったでしょうか?
- 技術者は開発環境にこだわる
- 椅子は人生の3分の1の時間を消費するこだわるべき開発環境
- わたしのオススメはバランスボールに座ること
- バランスボールに座ると、腰痛が治って、会社経費が削減、会議・勉強会が捗る
- HDE社員の3分の1の数のバランスボールが導入されている
- Linux、タイル型ウィンドウマネージャ、Vimはかわいい
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それでは、次回HDE Advent Calendarではさらに汎用性を増して、技術者以外もその上で人生の3分の1の時間を消耗しているでしょう、オフトゥンのお話をさせて頂く予定です。どうぞご期待ください。
See you next year~! :D