もうすぐクリスマスですね。
クリスマスと言えばサンタさんですね。
サンタさんと言えばフィンランドですね。
どのくらいムーミンが好きかというと。
我が家に数々のムーミン谷の仲間たちが来ているのはもちろんのこと。
大人になって2回しか行ったことのない海外旅行は2回ともフィンランド。
そんなムーミン大好きな私ですが、絵から入ったファンのため、実は最近まで原作を読んだことがありませんでした。
しかし、ムーミンの原画展や原画集では、挿絵の原画に小説のそのシーンの一文が添えられていることが多く、絵の世界観をもっと知りたくなり、2年程前についに原作を読み始めました。
いざ原作の扉を開けてみると、そこはまさにワンダーランド。
丁寧に紡ぎ出された言葉達は、多くを語り過ぎず想像力を駆り立て、そこにぽんっと出てくる挿絵が頭に湧き出たイメージをさらに色濃くし、まさに今そこにある鮮やかで静かな世界の中に生き生きと暮らすムーミン達がいるのです。
そんなすばらしい原作を、トーベ生誕百周年の今年、みなさんにも是非読んでいただきたいと思うのでそのきっかけとすべく、
「ムーミンの原作を読んで衝撃を受けた5つのこと」
をお届けしようと思います。
・・・思っていたんですが。
「ムーミンがカバでない5つの理由」
社内SNSでこう私にふっかけてきたのは他でもない、このブログを企画した某○藤 a.k.a BTO氏です。
こういう発言をする奴はたいていウケ狙いなわけです。
某氏のニヤニヤした顔が思い浮かびます。
うまいこと言ったとでも思っているのでしょう。
ぐぬぬぐぬぅぅぅ。
あまりに悔しいので、こうなったら、ムーミンがカバでない理由、きっちり5つ出してやろうじゃないのっ。
※注:以下は私の勝手な解釈が含まれますのであしからず。
1. 二本足で立っている。
まぁ、最初はジャブで。
ムーミンは二本足で立つだけでなく、走ったり泳いだり、ダンスだってスキーだってスケートだってします。
あの短い脚で、実はかなりスポーツ万能です。
とはいえ、イソジンのカバくんは立ってるじゃん!と言われそうなので、次っ。
2. 小さい。
ムーミンは人間サイズだと思っている人が多いんですが、実はとっても小さいのです。
具体的な大きさは分かりませんが、作者のトーベ曰く、電話帳くらいの大きさらしいです。
つまりはタウンページサイズ*3ですね。
こんな小さなカバがいるでしょうか。いやいません。
ちなみに、スナフキンやミイなどの人間ライクなキャラクターたちももちろんタウンページサイズですよ。
3. 色が変わる。
フローレンなどのスノーク族は感情によって体の色が変わります。
フローレンは通常淡い緑ですが、照れるとピンクになったり、落ち込むと青くなったりします。*4
まるでイカのように瞬時にさらさらさら〜っとグラデーションしながら色が移り変わっていくに違いありません。
あぁ、なんて美しいんでしょう。
それに加え金色の前髪・・・ムーミンが惚れるのも仕方ありません。
一方、カバは赤い汗をかいても体の色は変わらないですよね。
じゃあムーミン族はどうなの?という質問は受け付けませんっ。
4. 冬眠する。
ムーミンたちは、冬眠します。
なので、実はムーミンたちはクリスマスを経験したことがほとんどないのです。
サンタのコスプレしたムーミングッズを見かけないのはそのせいかもしれません。
私の認識が正しければ、カバは冬眠はしないはずです。
てかそもそもカバってあんな寒いところに住めるんだろうか。
あぁしかし、冬のムーミンワールド行きたいなー。
ムーミンワールドが行程に入っているフィンランドムーミンツアーがまだ1名分空いているとか空いていないとか。
休みとって行ってきてもいいですか?>偉い人
5. それは顎ではない。
おそらく皆さんがムーミンがカバに似ていると言う最大の原因は、顔にあるあの大きく突き出ている顎のような部分だと思います。
カバであるならばあそこに口があり、ぱっくり上下に割れて開くのでしょうが、ムーミンの口はあそこにはありません。
下側の根元に近いところに小ちゃくあるのです。
こんな感じ。
もっと言うと、最初の小説「The Moomins and The Great Flood」の挿絵を見ると、口はここにあります。
そう、もはやあの部位は鼻です。
というか、鼻です。
それを徐々にかわいーくまるーくした結果が今のムーミンの姿なんですね。
最初は大人向けに書いていた本を児童書やコミックにしたのですから、可愛い姿にするのは必然だったのだと思います。
つまり、カバから進化したのではなく、進化した結果、何となくカバっぽくなったってことであって、決してカバではないのです。
分かりましたか某尾藤さん!
残念ながら関東は終わってしまいましたが、トーベの画家としての姿を見れる本当に素晴らしい展覧会なので、機会がある方は是非!とってもお勧めです。
ちなみにちなみに、年明け2月にはフィンランドで初めて作られたアニメが公開されます!たぁ〜のしみだね〜〜〜♪
声優陣はテレビアニメと同じとのことなので、昔見ていた方も要チェックですよ!
なので小説はスウェーデン語で書かれたそうです。
なんてわんだふぉーでらぶりーで愛を感じるネーミング!
だって、だって、ムーミン語だよ!
とまぁ、最後にムーミン好きアピール的な豆知識(?)も書けたので、この辺でお開きにして選挙に行ってきまーす。
岸さんによると来年もアドベントカレンダーがあるそうなので、原作を読んで衝撃を受けたことは来年までじっくりと熟成させておこうと思います。
それではみなさま素敵なクリスマスを〜。
Kiitos! Moi moi! Nähdään~~~!!
Tack! Hej då! Vi ses~~~!!